アメリカから日本への帰路(2022年2月10日)記録
2022年1月中旬にアメリカへ渡航し、2月10日に日本へ帰国した際の記録になります。様々なコロナ規制がある中、何とか無事に帰国しました。この記録が少しでもお役に立てれば幸いです。
まず2月10日の朝7時の便でマイアミ空港から出発するにあたり、日本に入国するには搭乗3日前にコロナの検査を受け陰性証明書を提示しなければいけません。また日本が許可している検査方法にて、アメリカの検査機関に日本が要求する特定の書式に記入してもらう必要があります。書式は厚生労働省のサイトからダウンロードできます。
事前にマイアミの領事館のサイトで確認したところマイアミ近辺では6ヶ所程、日本が許可する検査方法と書式の記入に対応しているクリニックが載っていましたので、マイアミにある滞在場所から近いクリニックで検査をしました。料金は120ドルで、昼頃検査をして、夕方には結果をもらいました。
帰りの便はユナイテッド空港で、ニュージャージー州のニューアーク空港経由、成田着でした。マイアミ空港にてチェックイン時にワクチン接種証明書と検査陰性証明書を提示し、無事搭乗することができました。帰りも機内は空いていて成田までは座席を3席使用して帰ることができました。また厚生労働省のサイトには入国時に健康居所確認アプリ(MySOS)をインストールしてくださいとの載っていましたので事前にインストールしておきました。
無事成田空港に到着後、怒涛の入国手続きが押し寄せて来ました。検査証明書の提示、空港での検査、誓約書の提出、アプリの確認、質問票の提出など、到着後空港の案内人の方に次々と案内され10カ所程手続きの確認箇所を回りました。
誓約書は入国後、指定の期間自宅等で待機すること、公共機関の不使用、アプリ等での健康フォーアップを守ることの誓約になります。違反した場合は名前を公表されるなど罰則があります。
質問票はQRコードからWeb上で滞在歴や健康状態を記入し、検疫官に提示します。
成田空港に到着したのは午後3時頃で、各種必要手続きと検査をして、待合フロアで検査結果を待つことになりました。その間は空港を出ることはできません。午後6時頃、ようやく検査結果が出て、無事陰性でしたので入国審査と税関審査を終え、空港を出ることになりました。
2月10日時点ではアメリカのフロリダ州から帰国した人は、6日間、政府が指定する宿泊先で隔離しなくてはいけませんでした。また全体の隔離期間は10日から7日に短縮されました。そのため6日間宿泊先で隔離した後、1日だけ自宅等で隔離すれば7日の隔離期間を満たすことになりました。
政府指定の宿泊先によって隔離生活に影響があるなど(部屋の大きさや窓の有無、食事など)、事前に色々な情報が飛び交っていましたので、どこの宿泊先になるか心配でした。
午後6時頃、空港を出る際に、両国のアパホテルでの隔離と告げられ、成田空港から両国でバスで移動することになりました。更に空港でバスを待つこと1時間後、ようやくホテルに向けて出発することになりました。空港に到着した時間が午後3時頃、空港を出たのが午後7時頃となりました。
成田空港から両国のアパホテルまでバスで約1時間、ホテルに到着後、感染症対策のため防護服を来た職員の方に鍵と滞在時の案内をされ、ホテルの部屋に入ったのが午後9時頃でした。
ここから過酷な6日間の隔離生活が始まりました。まず部屋は喫煙ありと喫煙なしが選択ができ、私は喫煙なしを選択しました。食事はアレルギーがあるか、ベジタリアンかなど選択でき、普通食を選択しました。また幸運なことにツインベッドルームの窓ありの部屋でした。
下記、滞在時の規則となります。
食事は、朝8時、昼12時、夜6時と3回配給され、時間になると部屋に放送があります。配給完了の放送があると、食事がドアノブに掛かってあるので、マスクをして食事を取ります。
食事はプラスチックの容器に入った弁当形式で、主にご飯、おかず、フルーツなどが入っていました。食事は冷えていて、部屋には電子レンジがありませんでしたので毎回冷えた弁当を食べることになりました。夜の弁当にはインスタントの味噌汁のカップが付いてきたので唯一、暖かいものを取ることができましたが、冷えた食事を毎日食べることはかなり大変でした。
毎朝、7時に部屋に放送があり、体温を計り、滞在時専用の健康管理チャットに健康状態を入力しなければいけませんでした。また別で健康居所確認アプリ(MySOS)に滞在位置と健康状態の報告、ビデオ電話の対応を1日2回行われければいけませんでした。
更に、3日目と6日目には朝6時に放送がなり、コロナの検査をしければいけませんでした。
隔離中は、部屋の外には出れず一日中部屋にいなければいけません。喫煙、アルコールの飲酒は許可されていません。初日は非日常感を味わえて悪い気分ではないのですが、2、3日経ってくると閉塞感により疲れ始めてきました。4、5日目になると精神的疲れと体が動かせないためのストレスがピークになりました。軟禁状態でしたので、3日間くらいが何とか耐えられる期間だなと思いました。
毎日部屋から眺める風景
最終6日目の朝、最後の検査をして、無事陰性でしたので午後3時頃に迎えのバスが来て、再度成田空港へ向かうことになりました。
成田空港からは公共交通機関は使えませんので、迎えの車、レンタカー、ハイヤー、都心ホテルへの専用バス、京成スカイライナーの専用車両を使って移動することができます。
私は京成スカイライナーを予約し、上野駅から友人の車で、友人宅へ行き、最後の隔離1日を過ごし、7日間の隔離機関を終えました。